ダイアフラムポンプの動作原理はどのようなものでしょうか?

ダイアフラムポンプは膜式ポンプとも呼ばれる往復式ポンプです。これは容積型ポンプの1種です。モーターの回転運動をピストンの直線運動に変換します。モーターシャフトはピストンロッドの中心から偏心された位置に固定されます。これにより偏心された距離分、ダイアフラムは上下動します。ダイアフラムが上から下に動く時、ガス又は液体はポンプ室内に引き込まれ、下から上に動く時に排出されます。ポンプヘッド内に取り付けられた内部バルブは逆止弁の機能をし、吸気(液)、排気(液)を制御します。

ダイヤフラムガスポンプ 動作原理

ダイアフラムポンプの作動を説明します。
コンロッドに接続した膜により、空気を吸引し排出します。

ダイアフラムポンプ及びコンプレッサーの主な特徴は何ですか?

 

ダイアフラムポンプの主な特徴は:

 

  • 静音性、 
  • 高効率かつガスの気密性
  • 作動中の水蒸気の耐性
  • 作用点の可制御性
  • 性能比に合った適切な大きさ

トーマスのダイアフラムポンプはAC駆動かDC駆動でご利用いただけます。単段ヘッドモデルや多段ヘッドモデルを直列または並列に構成可能です。

当社のダイアフラムポンプは0.01cfm(0.3L/分)から3.2cfm(91L/分)までの広範囲な流量をカバーし、最大真空度は29.2インチ水銀柱 (-990ミリバール)、最大圧力は44psi (3.0気圧)です。トーマスのダイアフラムポンプはACモーター、低コストブラシモーター、ブラシレスDCモーターまで数種類のモーターオプションを取り揃えています。また、お客様の仕様に応じて、PPS(ライトン)などのポンプヘッド材質やPTFE、FKM (バイトン)などのエラストマー材料がダイアフラム、バルブ材質として選択可能です。

 

ダイアフラムポンプはオイルレスで運転可能ですか?

 

トーマスのダイアフラムポンプは全てオイルレスポンプです。接ガス(接液部)はクリーンであることから分析用ガスの搬送や様々な液体に対応可能です。

 

ダイアフラムポンプはどのような用途で使用されていますか?

 

小型ダイアフラムポンプの代表的な用途として、バッテリー駆動式ポータブルガス検知器や分析器があります。この分野ではリークに対する機密性や化学的耐性が重要になります。歯科用加圧滅菌器や陰圧閉鎖療法(NPWT)機器は、ポンプの流量制御、静音性、長寿命、低消費電力を目的にブラシレスDCモーター仕様のダイアフラムポンプが採用されております。その他の用途としては、医療機器、研究用機器やラボサイエンス、食品及び飲料品など、効率的でコンパクトな小型ダイアフラムポンプが必要とされる機器が含まれます。

 

ガスダイアフラムポンプを選択する利点は何ですか?

 

  • 圧力、真空、その組み合わせに最適
  • ポンプ外へのガスの密閉性が高い
  • 高耐久性プラスチックまたは耐食コーティングしたアルミニウム
  • カスタマイズ可能で、さまざまなエラストマーやポンプ部品材料を選択可能
  • 長寿命のダイアフラムを使用 
  • バランスが良く低振動
  • オイルレスオペレーションと静音性
  • 無給油ベアリング
  • トーマスのダイアフラムポンプ の流量率は最大3.2cfm (91L/分)、エンド真空レベルは最大29.2インチ水銀柱 (-990ミリバール)、圧力は最大で44psi (3.0気圧)です。

液体ダイアフラムポンプはどのように作動しますか?

ガス用と液体用のダイアフラムポンプの外観は非常に良く似ているように見えるかもしれません。しかしガスと液体の正反対の性質により、両種の媒体用のポンプの構造には大きな違いが見られます。 

ポンプの設計への主な影響は、液体は圧縮できないという点です。したがって、ポンプの部品により大きな力がかかり、脈動を誘発します。このためダイアフラムポンプの設計ではダイアフラムのストロークを短くし、ダイアフラムの材質としてより硬いものを選び、より頑強なベアリングを選択します。

Iiquidダイアフラムポンプ 動作原理

液体ダイアフラムポンプの作動を説明します。
ポンプの構造の違いに注目してください。それは液体を効率的にポンプ搬送するために必要なものです。

トーマスの液体ダイアフラムポンプの特徴は何ですか?

トーマスは液体ダイアフラムポンプに取り組んでいる数少ないメーカーのひとつです。当社のポンプの流量範囲は0.006cfm(0.18L/分) から0.064cfm(1.8L/分)までで、作動圧力は最大6気圧、最大吸引揚程は10m H2O、最大加圧揚程は40 m H2Oです。

当社のガスダイアフラムポンプ製品群と同様に、単段または多段のヘッド構成に加えて、お客様の流量仕様に合わせた広範なブラシとブラシレスのDCモーターを用意しています。トーマスは小型から標準的なサイズのダイアフラム液体ポンプをご用意しております。


トーマスの液体ダイアフラムポンプが傑出しているのはなぜですか?

液体用の容積型ポンプでは圧力の脈動が一般的に問題になります。この脈動を低減するために 共振用ダイアフラムを実装し、吸液をより穏やかにしています。これでキャビテーションや空気の泡の発生を軽減し、穏やかな液体の搬送が行えます。


液体ダイアフラムポンプはどのような用途に使用しますか?

多くの用途で液体ダイアフラムポンプが使用されています。例えばデジタルインクジェットプリンターではインクの搬送に液体ダイアフラムポンプを使用しています。デジタルインクジェットプリンターのメーカーは刺激性の高いインクに対する耐久性と最大2年間メンテナンス無しで使用できるトーマスの液体ポンプを採用しています。

血液分析器のような体外診断用分析装置(IVD)には、液体処理システムを洗浄するポンプが必要になります。こういった用途では、高い圧力でポンプを作動させたり、残留している液体を素早く完全に除去する必要があります。


液体ダイアフラムポンプの主な利点は何ですか?

トーマスの液体ダイアフラムポンプはとても堅牢で、過酷な用途での使用に耐えるように設計されています。その特徴としては

  • 媒体の温度が高くても長期間に安定
  • 液体による化学的損傷や機械的損傷に対して優れた耐性
  • あらゆるポンプ技術の中で最高の圧力容量と最高の化学的適合性
  • 滑らかな流れで脈動を最少化
  • 泡立ちを起こさず液体搬送を実現
  • 自給式
  • オイルレス
  • 流量最大0.064cfm(1.8L/分)、最大吸引揚程10m H2O、最大加圧揚程40m H2O

当社の小型ポンプとミニチュアポンプは、サイズを問わず優れた性能を発揮します。液体の種類に応じて、ポンプ部品の材料としてEPDM、FKM、PTFE、FFKMなどの最も適したものを選ぶことができます。

液体ポンプとしては、ダイアフラムテクノロジーはコストと耐用年数の比率に優れているという点で傑出しています。このため、この技術はメンテナンスの必要のない連続運転が必要な用途で主要なポンプとして採用されています。また、ブラシレスDC モーター(BLDC)を使用する事で10,000時間を超える耐用年数を達成することが可能です。

最大圧力レベルを選択

最大 1 バール/14.5 psi
1-2 バール/14.5-29 psi
2-5バール/ 29-72.52 psi
5-7バール/ 72.52-101.53 psi
7-10 バール/101.53-145 psi
10 バール/145 psi 以上

流量(cfm)の選択

最大 0.035 CFM
0.035~0.176 cfm
0.18~0.50cfm
0.5-1cfm
1-2 cfm
2-3 cfm
3-4 cfm
4-5 cfm
5 cfm 以上

最大真空を選択

最大300mbar / 9インチティッカー
300 ~ 500 mbar / 9 ~ 14.75 インチティッカー
500 ~ 800 mbar / 14.75 ~ 23.6 インチティッカー
800 ~ 900 mbar / 23.6 ~ 26.6 インチティッカー
900 mbar / 26.6 インチ以上ティッカー

流量の選択(l/min

最大 1 LPM
1-5 LPM
5-10 LPM
10-20 LPM
20-30 LPM
30-50 LPM
50-100 LPM
150 LPM 以上

最大吸引高さを選択

0-3 mH2O
3-6 mH2O
6-10 mH2O

プライマリ・メディア・タイプの選択

ガス
液体

結果の数: 20 24