研究所向け計装機器のOEMは、自社の機器の重要な機能用に、当社の気体用ポンプ、真空ポンプ、コンプレッサーを選んでいます。エンドユーザーには静音動作と優れた信頼性が評価され、一方でメーカーは、ポンプ及びコンプレッサーの小型軽量防漏設計を評価しています。当社のモーターは社内で設計しているため、最終製品となる装置の長寿命化が可能になっています。 最新のエンジニアリングが活用されているトーマスの真空ポンプ及びコンプレッサーは、生命科学研究用途向けとして効率の良い信頼ライフサイエンスであるとの評価をいただいています。

 

遠心分離機

 

真空濃縮器では、より詳細な分析のため、遠心力を利用して複数のサンプルを真空下で濃縮又は気化させます。この処理には通常、お客様のセットアップ環境に合わせて特別に調整した、耐薬品性のあるダイアフラム真空ポンプ又はシステムが必要になります。作動圧力における高い気体流量と低揮発性溶媒によって、正しく選択された真空レベルが示されます。ポンプのあふれを防止し空気の品質を保護するために、低温トラップを使用して溶媒蒸気をトラップ処理することが推奨されます。比較的小規模な研究所では、1つの真空ポンプで真空ゲルドライヤーと真空濃縮器の両方を運転できます。耐薬品性ダイアフラム真空ポンプを使うと、基本的なマニホールドとチューブ及び2つのインラインバルブと組み合わせることで、真空濃縮器は溶媒を気化させるため高い真空度が必要にもかかわらず、対応可能です。

 

窒素発生

 

窒素発生器により、専用エアコンプレッサーで供給される濃縮空気から窒素が生成されます。システムの先頭に配置されたコンプレッサーによって、濃縮空気が一連のフィルターを通され、不純物を取り除かれて、発生器に供給されます。フィルターを通った空気は、酸素及び二酸化炭素分子を除去する別のフィルターを通り、高純度の水素ガスとなります。

 

マイクロプレートウォッシャー

 

マイクロプレートウォッシャーは、洗浄緩衝剤を供給し、診断プロセスで使用されるマイクロプレートの余剰反応物質を除去することができるように設計されています。洗浄剤を送るために液体ポンプが使用され、残留物質を取り除くために真空ポンプが使用されます。

 

アスピレーション

 

アスピレーションとは、吸引によって液体又は気体を取り除く処置です。研究所での一般的なアスピレーションセットアップ環境は、吸引対象のサンプル(ボトル内、こぼれた液体、マルチウェルプレート上など)、液体トラップ、真空ポンプで構成されます。研究者は一般に、こぼれた液体をベンチ上で捕集するため、遠心分離の後に加工方法の異なるディープウェルプレートから上清を取り除く目的で、アスピレーションセットアップ環境を使用します。

 

細胞採取

 

細胞採取とは、動物又は人間の血液又は骨髄の細胞を集める処置です。この目的を実現するための装置で重要な役割を果たす2つの構成部品は、細胞採取器と真空ポンプです。

 

濃縮器

 

真空濃縮器は、熱及び真空と併せて遠心力を利用し、生体サンプル及び分析サンプルから溶媒を迅速に気化して凝縮します。これを実現するための研究所向け装置で必要不可欠な2つの装置は、濃縮器と真空ポンプです。

 

乾燥

 

デシケーターとは、一般にガラス、プラスチック、又はステンレス製の円形又は方形の容器であって、水分のない制御雰囲気内で物質を平衡状態に保つために使用します。

 

ろ過

 

真空ろ過では、圧力差(ろ紙の上は大気圧で、下は真空)を利用して、溶液がろ紙を通過するのを促進します。この処理に必要な真空を生成するポンプに、ろ過フラスコを接続します。

 

凍結乾燥

 

リョフィリゼーション(凍結乾燥とも呼ばれます)とは、昇華によってさまざまな物質から水分、有機溶媒、酸を除去する手段です。

 

ピペット

 

ピペットは、軽量の手持ち器具であり、標準化された目盛り付きピペットと併せて使用し、正確な連続ピペッティングを疲労なく安全に行うために最適です。小型真空ポンプを利用して、低速又は高速アスピレーション、液体メニスカスのセッティング、ピペットからの排出といった個々の作業を実施できます。

 

ロータリーエバポレーター

 

ロータリーエバポレーターは、研究所で使用される装置であり、減圧と加熱によって液体を気化させます。それと同時に、容器内でサンプルを回転させます。一般的なロータリーエバポレーターのセットアップ環境には、真空ポンプ、真空制御器、冷却装置が必要です。

 

溶媒の脱気

 

溶媒の脱気とは、溶媒から粒子状物質及び溶存気体を取り除くことを意味します。これらが残っていると、擬似ピークが生じたりベースラインが不安定になったりする可能性があります。ほとんどの機器メーカーが、分析前に溶剤及びサンプルのろ過と脱気を行うよう推奨しています。真空ポンプは、気体を抜いて、機器中断時間の削減、カラム寿命の延長、機器性能の最適化をもたらします。

 

組織培養

 

組織培養とは、細胞を培養基内で生存させて増殖させる手法又はプロセスです。この処理中、培養容器から媒体を取り除くためにアスピレーションポンプが必要になることがあります。組織培養アスピレーションの一般的なセットアップ環境は、培養基を取り除くためのピペット、真空ポンプ、液体トラップで構成されます。

 

真空濃縮

 

真空濃縮器は、分析用の臨床サンプルや研究サンプルを迅速かつ便利に凝縮する手段を提供します。

 

真空オーブン

 

歯科技工所では、セラミック製の義歯を作るために特殊なオーブンが使用されます。このオーブンでは、真空ポンプを使って燃焼チャンバー内の溶融セラミックから空気やその他の気体を抜き、空洞を防止します。